コペン

コペンL880Kエアコン修理

いつもお世話になってますビートやRX-8オーナーの娘さんのコペン。

ガスを入れては抜けての繰り返しのようで修理を頼まれました。

ガス漏れは、上のコンプレッサーからと判明。じゃあコンプレッサーだけ交換でいいかというと

必ず他で問題抱えているので、徹底的に修理をおススメ。。

と言ってもタイヤ交換程度で済むような金額ではないのでなかなか言いづらいです・・・。

永く乗るぞ!と決意されたようで数日後に徹底的に修理でお願いします。と返事もらいました。

その問題のコンプレッサー、真っ黒ですよね。ビートやロードスターはいくら悪くても

ここまで黒くはなりません。コペンの場合、場所的にヘッドカバーからのオイル漏れを

直に受ける位置にあり、外から中からとオイルまみれ・・・。

具合も悪くなるはずです。右の画像はリビルト品。載せた後なので分かりにくいですが・・・

同時に必ず交換しておきたいところがドライヤ。

しかし、コペンというかNBなどもですが

コンデンサーと一体になっており、必然的に新品コンデンサーに。。

そして、漏れの分かりにくい室内のエバポレーター。

ここも是非やっておきたいところ。コペンはインパネを外さなくては

取り出すことは不可。

取り出したエバポレーター。凄いゴミと埃・・・。

ここを通ったエアを漏れなく吸うことになります。

これ見ただけで交換して良かった!となりますね。

エバポレーターを包んでいるカバー類。洗浄して

パッキンも新調します。

とにかく気持ちいい!これなら深呼吸できますね。

配管も洗浄します。入れておいた蛍光剤も除去。そしてOリングも全て交換。

クラッチのフィーリングも悪化しており、ついでにクラッチワイヤーも交換です。

インパネ外せば余裕、と構えていたんですが、ヒーターコアのすぐ横を通っていて、

意外に強敵となりました・・・。

新旧比較。見た目では分かりませんが、古い方は動きが渋いです。

それから、これ、分かります?コペンは助手席にあるボンネットオープナー。

これはどの車種でもですが、劣化するとボンネットが開かなくなる原因に。

過去に右上の赤丸部分が劣化で割れボンネットが開かなくなった

スバルの車両が入ってきたことがあります。。

車両をリフトで上げて、バンパーとコアサポートの隙間に手を突っ込んで

ようやく開けることに成功。そりゃ嬉しかったです。

それからそのスバルのボンネットを閉めるのが怖くなりましたね。

で、今回、16年経ち、16万キロ走っているということもあり交換。

しかし、作業はクラッチワイヤーより大変かも・・・という感じ。

助手席から運転席側を通りボンネットまで行ってます。取り回しが特殊。

でも2600円くらいなんで交換しない訳に行きませんよね。

エバポレーター、クラッチワイヤー、ボンネットオープナーの交換が終わり

インパネを戻します。

ヘッドカバーパッキンも交換してあの酷いオイル漏れも解消です。

コンプレッサーに掛かることも無くなりました。

ようやく完成となりました。ボンネットを開けると新品のコンデンサーが。。

グリルから見えるコンデンサーがたまりませんね。

そして今日の昼前、お渡しでした。「作ってるんですよ~」と米を

私とメカの分を頂きました。この前は桃をもらったのに。。

本当にありがとうございます。

で、エアコンが復活したので、勿論、オープンにして帰って行かれました。

そろそろミーティングしたいですね。

まだまだ暑いですかね~。。

-コペン