引き渡しから時間が経ってしまってるのですが、5年ぶりにオーナーさんとドライブしたシルバービートのご紹介です。
5年前にリフレッシュの計画を立てておられたんですが、
お仕事の事情でビートと離れ離れになってしまい最近になってようやくビートと再会しその計画を改めて実行に移されたのでした。
5年ぶりに再会された時にも
「とりあえずエンジンを掛けてみたいのですが・・・」と。
久々のビートに居ても立っても居られないって感じが伝わってきました。
そして陸送で当社まで運び、後日打ち合わせに来られリフレッシュスタート。
エンジンはタイミングベルトを中心にメンテナンス。
勿論タイベルだけではなく、プラグホールのOリングの交換、オイルシール、W/Pの交換も同時進行。最後にバルブクリアランス調整です。
そうそう、人気のオイルパンスペーサーも取り付けしました。
取り付け後の画像が無かったので、別車両のをちょっとお借りして・・・。
こんな感じになります。
なぜだか(勉強不足です)画像のサイズが小さいのですが、ミッションはいつもの定番メニューです。
ただ、オーナーさんのこだわりで各シンクロスリーブハブはWPC処理しました。
これは、オーナーさん、手ごたえがあったようで「良かった!」と連絡くれました。
こちらはブレーキ回り。画像はフロントキャリパーですね。
やはり保管状態が良いのでキャリパー内も荒れてません。
リア側。同様、良いコンディションです。
足回りは無限のサスキットにブッシュをフルで交換。
フルなのでリアのコントロールアームなども新調。
そしてボディ回り。こちらは板金塗装屋さんより。
もう10余年ビートのボディレストア頑張ってもらってます。
塗ってはい終わり~・・・ではありません。
最後の最後まで要望に応えてくれます。
うちの工場に帰ってきて、ソフトトップ張り替え、ウェザーストリップフル交換。
ドアホールシールを張る前に雨漏りチェック、調整です。ビート、本当に漏れます。非常に時間のかかる工程。
半日くらいかかることもあり・・・。
漏れが無いのを確認してホールシール、ドアライニングの取り付け。
最後にコーションラベルを貼り付け、完成。
ラベルがまだ純正で出るからうれしいですよね。
ドアの水切りモールも新調。
ホイールもリフレッシュ済み。
あのLEDも取り付けました。
「もうすぐ完成ですよ!」って感じで久々にメールさせてもらったのですが、早く見たくて!とまだ引き渡し可能ですとは伝えてないのですが、その週末、熊本から飛んで来られました。
勿論、ビートに乗り切らないパーツの引取りも兼ねてだったんですが「こんな気持ち久々で、嬉しくなっちゃって!」と。
私たちにとって、こういったお言葉をもらえるのは至福の時ですね~。
最後の最後に廃盤になっているイグナイターの交換をお願いされました。こちらはH2工房製です。手作業ですのでなかなか数が無いようです。
配線は加工が必要です。
取り付け完了!
そして、改めて引取りに来られました。
「そういえば新車の時は~」と、およそ26年前の新車引取りの際の様子を話して下さり。。
いや~まるで新車を納車するようで気が引き締まる思いでした。。
そして帰られてすぐにメールを頂き、
「新車の時はこんな感じだったよなぁ。と、26年前の、覚えてもいない感触を想像しながら5年振りのドライブを楽しみました。」
これからも10年20年と、大好きなビートとお過ごしください。