福岡より点検のロードスター(NA8C)。
大雨の中、ありがとうございます。
最近、「点検をお願いします」とか「中古車屋さんで購入したが一度診てもらえますか?」
という連絡がよくあるような気がします。
今回の福岡のオーナーさんは、「痒い所に手が届くような点検を・・・」
と言われました。確かに、一言で点検と言ってもリフトで上げてちょっと見るのも点検。
走行距離、今までのメンテナンスレコード、オーナー歴など聞いた上で
ポイントを抑えて進めるのも同じ点検。やはり車齢30年近くともなると
後者のような点検が必要になってきますよね。
上のNA8Cは、18万キロと距離は少し伸びてますが2007年に購入されて
トラブル知らずのようで、優秀な個体。
テスト走行でも、足回り、機関ともに好印象でした。
がしかし、見つけてしまいました。クラッチレリーズシリンダー。
ブーツからのフルード漏れ。もしかしたらマスターも・・・と思い
確認するとやはり漏れが・・・。
つい最近も25万キロのNA6のクラッチが切れなくなり、ギリギリセーフで
うちに駆け込んで来た個体がありました。
クラッチフルードは満タン、一見問題ないのですが、両シリンダーがアウト。
今回のNA8Cは購入して一度も交換していないとのことなので、
少なくとも15年は未交換。在庫もあったので即交換をお勧めしました。
左が旧レリーズシリンダー。右はNEWマスターシリンダー。
他は、急を要するような修理等なく、エンジンオイル交換して完了。
オーナさん、「来てよかった」と・・・。
嬉しい一言ですね~。
無事ご自宅に帰られたメールも頂きました。
次はタイミングベルト交換でしょうか。。お待ちしております。